このブログの1番のテーマである、育児ストレスを回避する方法は、私の中で答えが出ています。
「自分の時間を持ち、母でも妻でもない時間を過ごす」ことです。
そんなにうまくいかないよー!とは思うのですが、イライラが止まらん・・という方は是非読んでみて下さい。
今回は0歳~3歳くらいまでの子供に対するストレスと、自分の時間について書きたいと思います。
子供の気持ちと親の気持ち
育児ストレスと言うからには、子供に対してのストレスがあります。
朝起きてから夜寝るまで、寝ている間でさえも子供に向けて、こうして欲しい、こうだったらいいのに、という気持ちは絶え間なく湧き上がってきます。
でもそれを期待されては子供も辛いと思うのです。
子供はそれぞれの成長ペースがあり、目に見える体と見えない心の部分がアンバランスに成長していきます。
「もうこれくらいできるでしょ!」も「まだまだ子供でこれはできないよね」も、母親の読みは外れることも多々あります。
育児に関するストレスを、子供を変えることで解消しようというのは無理があります。
子供は親がストレスを受けないようにするための存在ではなくて、子供は自分の人生を自由に生きる為に生きている、私はそう思っています。
でもそれではその自由さに振り回されているような気持ちになるんですね。
いつも私だけが我慢してる、そう思ってしまいます(実際は子供も親に相当我慢していますよね・・)
子供の存在はそのままに、ストレス発散は育児とは全く関係ない方法をとる方が良いと思います。
自分の好きなことはなんだったけ?子供を産む前は何を楽しみにし、何に笑い、どんな生活をしていたっけ?
それも遠い記憶に思えるほど疲れちゃうのがお母さん。
それとも独身時代の楽しかった頃ばかりを思い出して、私って何してるんだろう・・と悲しくなったり。
私はそうでした。
子供から受けたストレスを子供に返すのはやめて、育児から気が逸れる時間を作った方がいいです。
思い出しましょ!楽しかった頃、何をしていたか。
どうやってストレスを発散していたか。
自分時間はコントロール不可能
育児の何が辛いって、何1つ自分のペースで出来ないことだと思うのです。
よーし、ストレス発散思いついた!これがしたい!!と思っても、その通りに実現することはまず無理です。
子供が早く寝ればできるかも、夜泣きしなければできるかもそんな不安定な状態です。
今日こそできるはず。子供と寝落ちして朝になってた。
今日こそできるはず。夜泣きして好きなことどころか眠れもしなかった。
今日こそできるはず。子供、発熱。3日も下がらない。
やっと下がった!今日こそは!!!! 酔って帰って来た夫が子供起こして大泣き。
じゃあ早起きして朝に! ママどこ~?と子供が5時に起きちゃった・・・
泣けてきちゃいます。
「ストレス発散をしたい」という気持ちが、「それが出来ない」という」ストレスを生んでしまいます。
もしも時間があったら?
定期的に1時間、自分の時間があったら何をしますか?
休みますか?
リフレッシュに何かしますか?
それとも将来に向けての勉強や、趣味に使ったりとか・・。
あれこれ思いつくけど、1時間ってあっという間ですよね。
例えば明日、「3時間好きに使っていいよ」と言われたら何をしますか?
何をしよう?やりたい事とやらなければいけない事がどんどん頭を巡って、夢のような3時間をどのように有意義に使うか考え抜くのではないでしょうか。
本来なら何をしよう?とワクワクするはずの時間が、最初は楽しみだったのに、休んだら罪悪感があるような、でも休みたいし、普段出来ない映画を観みようか、でもそうしたらあっという間に3時間が終わってしまう・・と考えて考えて疲れてしまうかもしれません。
その3時間を終えた時、満喫できた!!と満足できるでしょうか。
やっぱりあれをやれば良かったかも・・と思ったり、楽しく過ごせても実際は3時間じゃ全然足りなかったり。
そのまままた育児に戻るなんて、子供の顔を見たら泣けてきそうですよね。
周囲の理解を得る難しさ
この話をまだ子供がいなかった頃の自分が聞いたらどう思うでしょう?
私なら「なんて大袈裟なんだろ。」と思います。
周囲は、どんなにこの緊急事態にも思える非日常的な話を説明しても、なかなか理解してはくれないのです。
なので理解などいらないし、「誰かにそれは辛いから休んでいいんだよ」なんて許可を貰う必要もありません。
理解してもらったところで、この辛さは半分にもなりませんしね(泣)
でも分かって欲しい時ってありますよね。
追いついていかない心とそれでも頑張っている自分を認めて欲しい。
たまには「ゆっくり休んで」と言って欲しい・・・。
でも分かって欲しい人に限って分かってくれなかったり。
周囲の理解が得られる前に、とりあえず先に時間を確保してしまいましょう。
「何をしてもいい時間」を持つには、今日は何をしてもいいんだ」と思えることが必要です。
それには自分の時間が単発ではなく、定期的に取ることが必要です。
ゴールがない母親業
育児は24時間体制です。
それが物凄くお母さんを苦しめています。
仕事に24時間勤務なんてありません。
労働時間の中に必ず休憩が入ります。
いくら母親だろうと言われても、24時間365日働くことは不可能です。
仕事なら休憩をとるのが当たり前なのに、1日1時間の休憩を取ることは贅沢だし、取りようもないと思いますよね。
その間、子供はどうしてるの?泣いたら?おむつは?授乳は?となってしまうからです。
それでも1日のうちで1時間でも自分1人の自由な時間が取れたなら、やるべきことをやる日とやりたいことをやる日が持てるのではないでしょうか。
仕事も、次の休憩を無意識にでもひとまずの目標地点として働くと思うのです。
育児にはそれがありません。
ここまで頑張れば休めるというのが全く見えないのです。
休むといっても、のんびり座ってお茶を飲んで・・・ではなくてですよ。
トイレに行きたい、水を飲みたい、顔を洗いたい、そんな当たり前のことでも、いつ子供がそれを許可してくれるか分からないのです。
そんな生活が1日ではなく、年単位で続きますから頑張れる人っているのかなと思います。
辛いのに「やらない」「やれない」という選択肢がない。
お母さん業とは大変です。
自分の時間を取るには
子供を誰かに預ける、です。
これをしないと心からは休めません。
子供が何かに集中して遊んでいて、おとなしい時もあるでしょう。
赤ちゃん期は月齢によりますが、お昼寝が長い期間もありますよね。
でもその間に座ってお茶を飲めたとして、心は休まらないと思います。
何故なら、いつ出番が来るか分からない状態に心が備えているからです。
後どのくらい休めるのかは子供次第。
1時間後かもしれないし、1分後には泣いて大暴れした先に駆けつけなければいけないかもしれない。
初めから後1時間は呼び出しがこないと分かっていればやりたいことは山ほどあります。
でも1分後には呼び出しがかかるかも、と思うとスマホをぼーっと眺めているのが精一杯です。
その僅かなスマホを手にした時間ですら、育児の不安を検索していたりします。
お母さんは眠っている時も含め、常に気持ちが張り詰めている状態。
座っていたわりに、横になっていたわりに、どんどん疲れていくのは心が休まる時がないからだと思います。
子供をあずける
子供を預ける、ということを前向きに考えてみて下さい。
一日のうちで1時間なら子供が寝ている間などに取れる日もあると思います。
お昼寝の時、夜寝た時、それを合わせれば1時間以上時間が取れるかもしれません。
でも細切れで時間を取っても気が休まらないし、何かをするのも疲れてしまいます。
定期的に誰かにお子さんを預けて1人の時間を過ごすのです。
ゆっくりしてもいいし、何かしてもいい。
ある程度決めた間隔で、また1人の時間を取れる日が来る。
それがあることで、今日は休もうか、動こうか、を選べるようになります。
ちょっと育児に自信を無くしていて、なんだか疲れてしまった。
自分以外の人が子供を見た方がいいのでは・・と思っているなら、その気持ちの勢いにのって託児や一時保育を利用されてみてはいかかでしょうか。
1度子供と完全に離れてみる。
やってみるとですね、本当に子供が目の前からいなくなります。
預けているので当たり前ですが。
でもそれが、いざという時は一人になり休める、やりたいことも前のようにはいかなくても諦める必要はないと思えることで、気持ちがぐっと変わってきます。
自分の代わりはいる!ということが心の余裕になると思います。
母親ではない時間
子供をみながらどうにか時間を取る方法を考えるのではなく、時には1人になってしまいましょう。
得た時間で、最初は子供が一緒だったら絶対にできないことをしてみるのがいいかもしれません。
ベビーカーや抱っこ紐では入れない場所。
映画も短時間で非日常を味わえます。
ゆっくりランチをして、好きだったお店を歩いてみる。
母親以外の自分はちゃんといるんだという確認作業が必要です。
今日は特別なご褒美の1日ではありません。
またこの日を作るのです。
育児に疲れ果ててしまった心を休めるには、申し訳ない気持ちも出てきますが(預ける時泣いたりするので)ちょっと子供には離れいて頂いて。
申し訳ないと思った相手(子供)は何も覚えていないし、大きくなって聞いてみれば「赤ちゃんの頃は大変でイライラして悲しくなった」という話より、「時々気晴らしに遊びに行ったの!」という話の方が嬉しいですしね。
どの道、子供にはあまり関心のない話です(^^;
冷静になる時間を貰いましょう。
そしてそれは1度や2度ではなくて、定期的にです。
毎日1時間は息をつく時間を作り、(もちろん取れるだけ沢山あった方がいいですが)時々人に預かってもらって完全に1人になる。
いつまでそうするかというと、入園までです。
目の前にいない子供に対して、ストレスMAX!な感情は薄れると思います。
育児に終わりはなくても、「一人になれない」ということにゴールはあります。
そこを目指して、子供とはうまく距離をとっていけたらと思います。
今回書いたことは「理想」に近いかもしれません。
そんな風に出来たら苦労はない、きっとそうですよね。
でも理想であっても、やはり私の答えはこれです。
育児ストレスは、子供抜きにして発散する!