私は頭痛持ちなのですが、3回の妊娠中にも酷い頭痛が起きています。
妊娠中は薬の服用ができるのでしょうか?
今回は妊娠中の頭痛と、歯の食いしばりについても書いていきたいと思います。
普段頭痛が起きない方はもちろん、頭痛持ちの方も妊娠中は慎重に。
酷い頭痛は受診して相談をした方が良いです。
くも膜下出血はハンマーで殴られたような痛みとよく表現されますし、頭痛持ちの人は頭痛に慣れているかと思いますが、受診が遅れないようお気をつけください。
妊娠初期の頭痛
私の家族は祖母、父、母、姉、弟と、皆頭痛持ち。
頭痛は遺伝だと思いますが、小さな頃から鎮痛剤を飲んでいました。
元から生理前後、特に生理前は頭痛が酷くなるので、ホルモンの影響を受けやすいのかもしれません。
長男を妊娠した時、妊娠していると気付かなかった超初期に頭痛が酷くなりました。
生理がくるものだと思っていましたし、腰の重だるさや肌荒れなどのいつものPMSの症状がありました。
頭痛もいつもの生理前の症状だと思いました。
それまでと違ったのは、頭痛になっても稀にしかなかった、薬が切れるということ。
普段は薬を飲めばその日は治まっていたのですが、鎮痛剤を飲んでも5時間もすると薬が切れてまた痛くなってくるのです。
肩凝りも気になり、首の筋も痛くて、緊張型頭痛の症状でした。
緊張型頭痛は、薬だけ飲んでも凝りや疲れが取れないと、なかなか治まりません。
それにしても毎日のように鎮痛剤が切れて、薬を2回、3回と飲むことになるのはこの時が初めてでした。
仕事をしていましたので、頭が痛いのに耐えられず、何度も市販の鎮痛剤を飲んでしまいました。
早く生理がくればこの不調から解放されるのに!と待っても待っても生理はこない。
そのうち胃の不調も酷くなってきて、気持ち悪さがとれなくなりました。
それを見た友人に「妊娠しているんじゃない?」と言われ、それでも「まさか。だって今にも生理がきそうだよ?」と言っていたのです。
私はお酒が飲めないので二日酔いの経験もなく、乗り物酔いもしなかったので気持ち悪いということがほとんどないままに生活していました。
友人の言葉と、治まりきらない頭痛、経験したことのない吐き気。
まさか‥と思いながらもその日のうちに検査薬を試し、陽性反応が出ました。
嬉しさと同時に私はそれまでに飲んでしまった大量の鎮痛剤を思い出し、怖くなりました。
妊娠6週目のことです。
産婦人科受診
妊娠しているとは思いもしていなかったので、受診が遅くなりました。
病院に行ったのは7週に入る頃だったと思います。
私は20代半ばで、それまで子供とは無縁だった水商売。
妊婦さんなど視界に入ることもありませんでした。
病院で何を聞いたらいいのかも、これからどうなっていくのかも想像がつかず、よくTVで見かける
「おめでたです。」と言われるのかなと、ぼんやり思っていました。
ところが医師からは「胎嚢も心拍も確認できました。」と言われ、「え?」と困惑。
たいのう?初めて聞く言葉でした。
更に
「心拍が確認できると、流産の可能性が下がります。それでもまだ不安定な状態ですから、何かあればすぐ受診して下さい。」
心拍?流産・・・??
「つわりはもう始まっていますか?」の問いに
「はい。すごく気持ち悪いです。」と答えながら、やっぱりこれがつわりなのか・・と思いました。
この時も頭は痛くて、でもそれよりとにかく気持ち悪くて、聞きなれない言葉ばかりに頭はパニック。
一刻も早く帰りたいと思いました。
妊娠中に薬を飲むとどうなるんだろう。
大量に飲んでしまった薬のことは、怖くて言い出せませんでした。
薬は絶対飲まない
普段から偏頭痛は、眠って休んでも治らないことが多いです。
起きると痛みはそのまま続いています。
薬を飲まないと治らない、それが私の偏頭痛に対する認識でした。
逆に我慢していて痛みが強くなってしまうと鎮痛剤が効き辛くなるので、痛みの前兆を感じたら早めに飲むようにしていました。
つまりは、薬なしで長時間頭痛を我慢したことがないのです。
妊娠に気付かない間に飲んでしまった、大量の鎮痛剤。
1回2錠を、日に1~3回。
それを何日続けただろう。
7日?8日?
何錠飲んでしまったんだろう・・・・
次の健診で言わなければと思いながら、とんでもないことになってしまうのではないかとも思いました。
飲んだ量がとても多くて、言うのが怖くなりました。
薬は赤ちゃんに悪影響があると思っていたので、薬は絶対飲まないと決めました。
薬を飲まずに頭痛を我慢する。
薬を飲むという選択肢はない。
そうは決めても、普段でも辛いのにどうなってしまうんだろうと不安になりました。
妊娠が確定した後も、頭はいつも霧がかかったように重く、ついに偏頭痛のような痛みが起りました。
耐えるしかない!!と布団に潜り込むも、痛みと吐き気で眠ることもできません。
もう頭を割ってしまった方が楽なのではと思うくらいの頭痛でした。
くも膜下出血とか、そういう怖い方の頭痛なんじゃないか不安にもなりました。
ガン!ガン!ガン!!
痛みの間に一拍あるくらい、脈に合わせた強い痛み。
頭をハンマーで殴られているようでした。
頭を動かすと脳みそがどこかにぶつかっているような感覚にもありました。
その状態が丸3日!!
つわり中は日に嘔吐も何度もしますし、ほとんど眠ることもできない3日間。
隣で眠る夫の大いびきの煩さったら。
これがまだ妊娠初期というんですから、「赤ちゃんを元気でお腹から取り出せるなら、私はもう死んでしまいたい」と思ったこともありました。
長男の妊娠が分かった時は水商売で完全夜型。
日の光を見ない生活から、店を辞め昼の生活になりました。
お日様ってちゃんと昇っていたんだなと馬鹿みたいなことを思いましたが、太陽のまぶしさが頭痛にしみるようでした。
それでも夜型の生活を突然変えることもできず、たばこをやめたこともあり、生活リズムの混乱と禁断症状、酷いつわりと頭痛。
入籍による生活の変化と引っ越し。
生きた心地がしなかったです。
そんな時
「杏ちゃん、お店辞めちゃったんだって?次はどこに移るの?」
なんてメールがお客さんから深夜3時くらいにきたりして。
複雑な心境でした。
戻りたいとは思わない。
でも私は一体何しているんだろうと煌びやかだった毎日を思い出しては、悲しくなったりもしました。
健診で頭痛のことは伝えました。
医師は「飲んでしまったものは仕方ないので、気にしないようにしましょう。」と言いました。
「ほとんどの場合は問題はないです。」と言われ、ほとんどじゃない場合は?と思ってしまうのが不安な妊娠期。
そしてあっさりと妊娠中でも飲めるという鎮痛剤をくれました。
でも私は出産まで一度もその薬を飲むことはありませんでした。
それが市販薬を大量に飲んでしまった長男への償いだと思い、頭が割れるような痛みに耐えるのは、赤ちゃんに可哀想なことをしてしまったのだから当然だと思いました。
出産まで頭痛が起こる度にひたすら痛みに耐えました。
スポンサーリンク
妊娠中でも鎮痛剤を飲んだ理由
待望の次男妊娠。
9年越しで叶った妊娠もまた、1日中続く頭痛で始まりました。
つわりより早く頭痛の方が先に起ったのです。
私は基礎体温を付けていて、排卵日近くから鎮痛剤を極力飲まないようにしていました。
妊娠の陽性反応を見て大喜びした翌日には、産婦人科へ行きました。
まだ受診には早くて、胎嚢が見えるかも分からない時期でしたが、鎮痛剤を貰う為に行きました。
そう言って、鎮痛剤のカロナールをもらいました。
長男妊娠時と同じ薬。
私が意地になって飲まなかった、何度も手にとってはまた引き出しに戻した薬です。
数日後頭痛が起こり、薬を飲みました。
普段カロナールは頭痛時に全く効きません。
でも妊娠中は体が普段とは別人のようになりますから、飲んでみようと思ったのです。
長男の時はあの気が狂いそうな頭痛に耐えきったのに、なぜ急に、それも服薬には慎重にならなければいけない妊娠初期から薬を飲もうと思ったのか。
それは長男出産後に産院で沢山の薬を飲んだ経験からです。
母乳育児中も妊娠中同様に薬を飲んではいけないと思っていました。
それなのに、産後の薬の多さに驚きました。
覚えているだけでも鎮痛剤に抗生物質。
錠剤をいくつか飲んだ直後に授乳して下さいと言われるのです。
私は怖くなって医師に大丈夫なのか聞いてみました。
医師からはこう言われました。
妊娠中は胎盤がフィルターのようになって、赤ちゃんに害のあるものは通らないようになっているのです。もちろん通ってしまうものあるので、飲める薬と飲めない薬があります。
産後は薬を飲むと母乳に移行し赤ちゃんに届いてしまいます。
こちらもそれでも害のない薬もありますが、どちらかと言うと産後の母乳育児中の方が薬は制限されます。
それでも微量ですので、病院で今お出ししている薬は安全です。
授乳もどのタイミングでも大丈夫です。
そうなの!?
妊娠中に言って欲しかった(泣)
でも長男を妊娠中の精神状態では、そう言われても飲めなかったかもしれません。
産後5日間の入院期間、ずっと薬を飲みながら授乳をしました。
病院だというのに不安でしたが、私が思っていたのは間違いだったということは分かりました。
カロナールは子供にも出される解熱鎮痛剤。
長男もよく出されました。
授乳中に実際に服薬したこと、それにより赤ちゃんだった長男には確かに影響がなかったこと。
カロナールは小さな子供にも処方され、目の前で幼い長男が飲んでいる姿を見たこと。
それにより、次男妊娠時は薬への抵抗は薄れ、飲む決心がつきました。
カロナールは効くのか
効きました。
やはり、妊娠すると体が別の人になるのでしょうか。
カロナールといえば子供の鎮痛剤。
赤ちゃんがそんな子供パワーを体内で発揮してくれているのかも。
そんなイメージが湧きました。
一度も効いたことがないカロナールでしたが、効かないだろうなと思いつつ飲んでも効きました。
でも次男、娘と、薬を飲まずにできるだけ我慢したいと毎回思ってしまうんでうすね。
それであの割れそうな頭痛になってしまうのです。
毎回繰り返しているのですから、私って成長がないなと。
でも3人目の妊娠だからもう慣れたでしょ、薬への抵抗もないでしょ、言われると、抵抗はありますね。。。
あるけど、多分大丈夫なんだろうなという気持ちの方が強くなっていくので飲めるようにはなりました。
妊娠中の服薬の安全性
ネットで妊娠中の薬の服用について調べると、「安全性が確立されていない」と目にすることがあります。
私はこの言葉を、娘妊娠中の看護師さんに言われました。
私が「妊娠中は薬が飲めないから不安になる」と言った時です。
「妊娠中の薬は試すことができないのよ。妊婦さんに、大丈夫かどうか飲ませてみて統計をとるなんてできないでしょ。だから妊娠中の薬って安全性を確かめることが難しいの。
産婦人科以外の医師は、徹底して妊婦に薬を出さない人もいるし、何でも産院に確認してという医師もいる。
知識があり、出してくれる医師もいるし・・。」
妊婦に薬を試すことができない。
それは確かにそうですよね。
妊娠中に「この薬試してみますか?」なんて言われても絶対できません。
妊娠中に風邪症状で病院にかかると、「かかりつけの婦人科で聞いて下さい」と言われることが多かったです。
妊娠中のインフルエンザ
少し話は変わりますが、次男妊娠中に長男からインフルエンザが移ったことがあり、とても不安になりました。
とは言っても検査をして貰えなくて確定はしていないのですが、長男がインフルエンザにかかった2日後に8度5分の発熱をしたので、そうだったのではないかと思います。
かかりつけの内科に電話すると、「産婦人科に相談して下さい」と言われました。
産婦人科に電話すると、「内科で相談して下さい。」と。
「内科に相談したらかかりつけの産婦人科に相談するよう言われました。」と伝えると困った様子。
「発熱なら本来内科での診察です。でもインフルエンザが確定しても薬を出すことができないと思うので、安静にするしかありません。ゆっくり寝ていて下さい。」と言われました。
その後3日で解熱したのですが、妊娠中はインフルエンザが重症化しやすいとネットにありましたので、とても怖かったです。
解熱した後も1ヶ月酷い咳が止まらなくて、漢方薬の咳止めをもらったのですが、それも効かず。
結果的にインフルエンザかどうかは分かりませんが、8度5分の発熱で受診すらできなかったのです。
妊婦って本当に不安な期間だと思いました。
妊娠中の頭痛薬
頭痛持ちの人は、頭痛の時に飲む薬が決まっていると思います。
妊娠中に飲める薬は限られていますので、我慢できない頭痛はこれまでに飲んでいた薬は一度やめて、医師に相談して欲しいと思います。
私は普段は市販薬のイブを飲むのですが、医師から「妊娠が分かる前に飲んだ分は気にしなくて大丈夫なので、これから(妊娠中)はやめて下さい。」と言われました。
この記事を書くにあたり調べたら、イブは妊娠初期には飲んでも良いとされていました。
妊娠後期は禁忌となっています。
イブQ&A書かれていました。
頭痛の時の鎮痛剤としてよく効く、バファリンやロキソニンも妊娠中は控えた方が良いとされていて、特に後期は禁忌です。
また授乳中も服用を避けるよう書かれていました。
妊娠初期は赤ちゃんの重要な器官が作られる時期であり、後期は出産に関わってくる時期です。
妊娠中の薬の影響は鎮痛剤に限らず、妊娠初期、中期、後期と時期によって様々違うので、医師に聞いてみるのが一番です。
妊娠中に薬を飲まないに越したことはないとは思いますが、あの酷い頭痛に怯えながら妊娠期間を過ごすのは辛いです。
我慢できない頭痛に、いつもの効く薬を飲んでスッキリさせたい!という気持ちになりましたが、ここだけは堪えて妊娠中に安心して飲める薬に切り替え、少しでも穏やかに過ごせたらと思います。
薬以外の頭痛対策
これは私が頭痛が起こった時の経験上のお話です。
できれば頭痛薬を飲まずに頭痛を抑えたいのが妊娠中。
私が効果があった方法をご紹介します。
偏頭痛
ズキズキと脈に合わせた強い痛みが起こるのが特徴です。
頭を動かすと痛みが増します。
目の奥が痛くなったり、光や音に過敏になるという前兆が起こることもあります。
1.少量のカフェインを取る
偏頭痛が起こった時カフェインを取ることで治ることがあります。
これは難しくもあり、ネット上にはカフェインにより頭痛が酷くなることも治まることもあると書かれています。
私の経験上もそうです。
コーヒーなら180mlくらい。
緑茶なら200mlくらいでしょうか。
これも参考になるか分かりませんが、私は冷たい方が頭痛が治まります。
少しずつ飲むのではなくて、ゴクゴクと短い時間で飲みます。
妊娠中のカフェインは気になるところですが、コーヒーなら2~3杯は大丈夫とされていて、私が次男、娘妊娠中に主治医に聞いた時も「飲んで大丈夫」と言われました。
私はコーヒーが大好きなので、妊娠中もカフェオレにして毎日1~3杯は飲んでいました。
カフェインはいつも飲んでいると体が慣れてしまい、頭痛時に飲んでもあまり効果が感じられません。
また、取りすぎると頭痛が起こることもあります。
私は頭痛が不安な時は、普段のカフェインを控え、頭痛の時の為に取っておく、という事をしていました。
また栄養ドリンクにもカフェインは含まれていて、妊娠してない時はドリンク剤でも頭痛が治まることがありました。
これもカフェインが効いているのだと思います。
妊娠中に飲めるとされるドリンク剤は薬局で売っていますが、個人的にはなんとなく避けたいような・・でも説明書きに妊娠中、授乳中の栄養補給にと書いてあるものは問題はないんだろうと思います。
完全に個人の感想ですが、カップ1杯程度のアイスカフェオレまたはストレートのアイスコーヒーを飲んでも頭痛が治まらない時はそれ以上飲んでも治まりません。
妊娠中のカフェインの取りすぎにはご注意ください。
音を消し静かにして暗い部屋で休む
偏頭痛は頭を動かすと痛みが増すので、横になるのが大切です。
音や光に過敏になり、眩しい光や煩い音がすると痛みが悪化します。
日中はアイマスクをしたり、タオルを目の上にのせるのもおすすめです。
もしお薬を飲んだ時は、そのまま眠ってしまうと起きた時に治っていることが多いです。
冷やす
これは一般的にもよく言われます。
頭や痛む部分を冷やすという方法です。
ただ、私はあまり効果がなくて、冷やすのをやめた時に、熱が戻ってくるような感覚があって、余計にドクドク痛くなってしまいます。
偏頭痛は冷やす、緊張型頭痛は温めるといいますが、この判断が難しい微妙な痛みの時があります。
でも試してみる価値はあると思います(私が合わないだけなので(^^;)
冷えピタ、やわらかいアイスノンがおすすめです。
緊張型頭痛
緊張型頭痛はストレス、目の疲れ、肩凝り、首の凝りなど、上半身の疲れが原因で起きると言われています。
私も緊張型頭痛が出る時は、肩も首も筋に触れないくらい痛くて、これは頭痛も起きるわ・・と納得してしまいます。
偏頭痛とは逆で、体を動かすと痛みが軽減されることが多いです。
妊娠中はとてもストレスがかかります。
毎日は不安だらけ、行動も制限されて、1日中体に力が入っています。
1度緊張型頭痛が始まると体をほぐして痛みを軽減させるのは難しく、妊婦さんなら尚更です。
ストレッチ
1番良いのは筋肉が凝り固まらないよう、予防すること。
それには簡単なストレッチがおすすめです。
こちらの動画は私もよくやりますが、結構きつい!
決して無理はしないようにお願いしたいのですが、首回りはほぐれるのでゆっくりやってみて下さい。
こちらの方が穏やかです。
足湯
緊張型頭痛は血行不良も原因の1つです。
妊娠中は血行が悪くなりやすいですよね。
お腹が大きくなると、下半身は特に血の巡りが悪くなります。
先程ご紹介したストレッチは上半身が中心ですが、急に痛みのある場所を刺激し、血行が良くなると、刺激が強すぎる場合があります。
肩や首を直接温めても楽になる場合がありますが、頭と反対側である足から血行を良くすると、ゆっくりと全身の血行が良くなり、肩、首も穏やかにほぐれていくのでおすすめです。
足湯ってなんだか面倒な気がしますが、1つそれ専用の容器があると、気軽にできるようになります。
赤ちゃんが生まれた後は沐浴の時にも使えるので、温度計を買うと適温が簡単に作れます。
熱湯の取り扱いにはくれぐれもご注意下さい。
ポイント
お湯は39度~40度くらいにし、転倒しないよう必ずバスチェアなどに座って行って下さい。
香りを楽しみたい場合は、アロマオイルは妊娠中に適さないものもあるので、入浴剤をおすすめします。
収納に便利な折りたためる足湯バケツです。
あると便利な温度計。
歯の食いしばり
次男を妊娠中、つわりのピークで、1日中吐き始めた頃でした。
朝起きると、異変が。
顔が痛いのです。
特にこめかみを押すと強い痛いみがありました。
頭は緊張型に似た痛み。
頭の中が痛いというより、皮膚が痛いような。
押しながら確認すると、顎もこめかみも、頭皮の方まで痛くなっていました。
押さなくても、歯をギュッと噛むとこめかみが痛いのです。
食べるのも痛いし、首から上がとにかく痛い。
寝起きが一番痛いことと症状から、歯の食いしばりだと思いました。
食いしばりはストレスが原因の1つとも言われます。
歯を食いしばる。
その様子を想像する通りに自分の力以上に頑張る姿。
つわりの時期はまさにその連続でした。
日中は酷い船酔い状態のまま、日常をこなしていました。
湯気が気持ち悪くて、3日間お風呂に入れないような生活でした。
吐きながら家事をして食事の準備をして。
長男の生活を守りながら、お腹の命も守る。
私は大きな責任を感じていました。
常に体も心も緊張していて、気が張り詰めていました。
それは私が寝ている間も続いていて、歯を食いしばって寝ていたのです。
目が覚めて、奥歯の力が抜けて、顔が痛くなる。
それが頭痛を悪化させました。
これは緊張型の頭痛に似ていて、カロナールがあまり効きません。
一時痛みが和らいてでも、薬が切れるとまた首から上が痛くなってきました。
歯の食いしばりによる痛みは、娘のつわりの時にも起こりました。
またなるような気がしていて、やっぱりなった、という感じでした。
娘のつわりは3回の妊娠の中で1番酷く、毎日20回近く嘔吐。
体を動かしただけで吐いてしまうし、体温調節がおかしくなってしまったようで、数分おき、時には数秒おきに寒くなったり暑くなったりを繰り返しました。
間もなく肋骨に2箇所激痛を感じるようになりました。
以前足の指を骨折した時の痛みと同じで、嫌な予感がしました。
産院で相談すると、吐きすぎて多分疲労骨折していると。
レントゲンを撮ることができないので確定はできないけれど、ほぼ間違いない。
時々酷いつわりの人で同じように疲労骨折する人がいるのだそうです。
1秒1秒は辛く長く、そんな時に食いしばりによる顔の痛み、頭痛もでました。
カロナールがあまり効きないので、ひたすら耐えました。
夫が次男に子供番組を見せ続けていて、その音が頭の中で大音量で響きました。
止まらない嘔吐、肋骨の痛み、食いしばりの痛さ、頭痛、震えるような寒さと、我慢できない暑さ。
1日中響く大音量の子供番組の音。
夫は次男のおむつを替えても捨ててくれず、床に使用済みのおむつが散らばっていました。
それを踏みながら歩く次男を見ていても、起き上がることができないのです。
その辛さはまた夜の食いしばりを酷くしました。
生き地獄のような状態は2ヶ月続きました。
まとめ
周りを見渡すと妊娠中は元気で順調なお母さんばかりのような気がしてきます。
大きなお腹で荷物を持って、元気に動き回って。
私のように頭痛が酷かったお母さんは、今のところ1人も会ったことがありません。
ネット上には沢山いらっしゃるのになぁとも思ったりします。
今回の記事は、頭痛は産婦人科で相談して、妊娠中に飲める薬を早めに貰って下さいに尽きるのですが、痛くて痛くて泣いていた妊婦がここにいましたよーというお知らせです(^^;
妊娠中はいつもの薬が飲めないということが、不安になります。
妊娠期間の10ヶ月、母乳育児ならその後は1年以上も。
今すぐに楽になりたいのに、気が遠くなりそうですよね。
もしかしたら私のように、周りは元気な妊婦さんやママ達で、不調続きの毎日が辛い方がいらっしゃるかもしれません。
ブログのコメント欄はちょっと・・・という方はTwitter(@anzu_haha)でお気軽に話しかけて下さい♪