以前こちらの記事で「水いぼは1年くらいで自然に治ると言われたので、そのまま治療はしないことにしました」と書きました。
ところが・・・
2年以上経っても治らない!
トラブルが起きることもあり、その都度対処しています。
今回は画像と共に次男の水いぼの経過報告をしたいと思います。
現在の水いぼ(画像)
2016年11月頃に水いぼができ始めました。
1枚目画像は2019年3月現在の水いぼです。
場所は膝の裏です。
これは皮膚の状態が良い時。
水いぼはぷっくり膨れていて、触ると芯があり、皮脂?のようなものが出てくることがあります。
2枚目画像は以前の記事に載せた画像ですが、2017年4月のものです。
この頃は小さな湿疹にも見えるくらいの、水いぼがポツポツあるくらいだったのに!
2枚の画像は同じ場所で膝の裏側です。
2016年11月、1番最初に出た水イボは、2017年2月に綺麗に治りました。
こんなに短期間で治るとは思えなくて、あれ?水イボじゃなかったのかな?と思ったんです。
でもまた同じ場所に出てきて、初めとは違い1枚目画像のように大きくなりました。
水いぼというだけあって、1枚目画像は水が溜まっているように見えますが、中に水は溜まっていません。
潰れてしまいそうですが、少し摘まんでみると皮脂のようなものが出てくるだけで、芯も取れてきません。
皮脂が出てくると少し小さくなりますが、1日で元に戻り、また水いぼは膨れてしまいます。
なんのでしょう、これは。
湿疹を併発(画像)
長男の背中に出来た時は、皮膚科で液体窒素による治療をすすめられましたが、治療により首のリンパが腫れてしまいました。
後に受診した小児科の先生の言う通りに放置していたら、半年くらいで綺麗に治りました。
ところが次男は1年経っても治る気配がなく、それどころが時々このように水いぼの周りに湿疹が沢山出て、痒がります。
少しピントがボケてしまいましたが、掻いてしまうので、肌が荒れています。
水いぼは両足の膝裏に出ているのですが、両足同時に湿疹が広がります。
特に夏場は汗をかくのもあるのか、定期的にこのような湿疹がどばーっと広がってしまうんです。
水いぼはこの画像の場所の少し上、太ももにもポツポツと離れていくつかあるのですが、湿疹もその離れた水いぼの周りにできます。
背中にも何度か、出てはすぐ取れる水イボができたのですが、足の湿疹が出るタイミングと全く同時に背中の水いぼ周りにも湿疹ができます。
つまりは湿疹は汗や膝裏ということだけが原因ではなくて、水いぼが原因・・・ということなんだろうなとは思うものの、不思議でした。
湿疹にはステロイド
次男の水いぼは、長男の時に液体窒素の治療をすすめた皮膚科でも、ふだんのかかりつけ医である小児科でもでなく、また別の皮膚科で診て貰っています。
小児科の先生は「治療は子供にとって痛いから可哀想。放っておけば治るんだから治療の必要はない」という意見でした。
今の皮膚科の医師は、「水いぼの治療にはいくつかの選択肢があり、それは症状と親の判断にもよる」という意見です。
特に次男のように湿疹を繰り返す場合、「それが辛いならピンセットで水いぼを取るのも方法の1つ。
でもウイルスが残るので水いぼが再発する可能性はあります。湿疹に対処しながら、水いぼが治るのを待つのも良いです。」と言われました。
次男はピンセットで取るのは絶対いや!!と。
そうだよね、とっても痛そうだもの。
頑張って取っても再発したら本当に可哀想。
湿疹に対処しながら、気長に待つことにしました。
湿疹にはステロイドのリンデロン-VGが出され、湿疹が出る度に塗っています。
水いぼにステロイドは大丈夫?
大丈夫みたいです。
湿疹にリンデロンを塗ると、1回でかなり治まります。
朝、夜のお風呂上りと3回もぬれば、痒みも治まって先程の酷い湿疹でもほぼひいてしまいます。
ステロイドは合うと、魔法のように効きます。
これが逆に怖くも思えた時期もあったのですが、弱い薬を塗り続けると本人も辛いし、余計に皮膚状態が悪化したことがありました。
長男が生まれた時はステロイドと効くと知識もないのにただ怖くて、医師の指示より減らしたりしてしまったこともありました。
小児科医には「水いぼにステロイドは避けたい」と言われており、とても信頼している先生なので、暫くステロイドは使わずに保湿だけにした時もありました。
ある時にあまりに湿疹が酷くなり、次男も痒がり、保湿どころではなくなってしまったのです。
小児科を受診すると、アレルギーのかゆみ止めを出されました。
これを塗ったら皮膚に合わなかったようで、一夜にして薬をぬった所が腫れあがる程に真っ赤に!!
驚いて再受診したら、「何もしないのが一番いいと思う。」と言われ、薬もなくそのまま帰宅。
とても我慢できる状態ではなくて、その足で今診て貰っている皮膚科を受診しました。
そこでステロイドを出してもらったのですが、「水いぼにステロイドって大丈夫ですか?水いぼの上にもぬってしまって良いのでしょうか?」と聞いたら
特に問題はありません。長期間ぬり続けるわけではありませんから。
この湿疹の場合、水いぼが原因ですので、水いぼがある限りまた出てきます。
出てきたらステロイドをぬる、治ったらやめる。
そのようにして、しばらく様子をみたいと思います。
と言われました。
私はステロイドを医師の指示通りに使うことにしました。
この時も3日くらいで綺麗に治り、リンデロンの使用もそれで一度終えました。
アレルギーのぬり薬をぬった時は、私がぬった指の跡がそのまま浮き上がる様に腫れ、怖かったです。
繰り返す湿疹
それにしても何度も繰り返すんですよ、この湿疹!!
夏場なんて月に2度くらい。
ステロイドをぬると3日もあれば治るのですが、治って2週間くらいするとまた出てくる。
1日薬をぬらずにいるとあっという間に酷くなってしまいます。
1日2回のステロイドを3日。
それを月に2回。
きっと僅かな量ですよね。
でもそれが1年以上になり、また不安に・・。
皮膚科を受診し、聞いてみました。
杏「もう1年以上もこうして同じ場所にステロイドをぬっていますが、大丈夫なんでしょうか?だんだん心配になってきて。」
医師「見る限り、何の問題もありません。副作用というと皮膚が薄くなったりということを心配されているのかなと思いますが、そのようなことは起こっていません。
夏はどうしても汗をかくのと、場所が膝の裏なので、湿疹が出やすいのもあると思います。」
杏「今後も同じように薬をぬって大丈夫ですか?」
医師「はい。お薬を上手く使っていると思いますよ。
湿疹が繰り返されているのに、皮膚は荒れてもいないし、引っ掻いた後もない。
しっかりと対処できていると思います。」
杏「長男の時は湿疹なんか出なかったのに、どうして次男はこうも何度も出るのでしょうか?これって水いぼが原因でできているのは間違いないんですよね?」
医師「そうなんです。これは水いぼが原因です。
だから離れている場所でも水いぼの周りに同時に湿疹が出てきます。
なんというか、次男君の水いぼは活発といいますか、大きさも大きいですしね。
だから活動が盛んになると湿疹が出てきたり・・大人しくないんですよ。何か変な説明ですけど。」
元気がある水いぼってこと?
わ・・分からない・・。
湿疹は2019年3月現在も時々出て、リンデロンを塗っています。
水いぼが化膿
画像はないのですが、ある日次男が「水いぼが痛いんだけど。」と。
押すと痛いらしく、見ると赤くて、中に白い物が・・。
これって炎症してない?膿じゃない??
押すと痛いというだけでも炎症している気がする。
ということで、また皮膚科受診。
やっぱり膿が溜まっていました。
引っ掻いてばい菌が入ったとかそんな感じなのかもなぁ・・と思いながら、え?これってもしかして??と思ったら
医師「これは取っちゃおうか。どうせ膿が溜まってて痛いし、取る時も痛いけど、今ももう痛いしね。」
やっぱり取るのか!
痛いついでに取っちゃおう。
という提案に
「取って下さい」と私。
絶叫の次男。
だってもう、このままにしておいたら何日も痛いし、膿と血がいつか出てくるし、それに何日も付き合うのが辛い・・。
悪化したりして、それが病院がやっていない日だったら・・。
子供って病院がやってない時に限って何かあるし。
今先生がいるこの時にスッキリさせたい。
次男、水いぼとの長いお付き合いの中で、初めてのピンセット除去。
「麻酔はしますか?」と聞いたら
「いやもう、ここまでなったら麻酔も大した効かないから。このままで・・。怖い?」
怖いー!!と騒ぐ次男を見守っていました。
いだーーい!!
という声が2回あり、10秒程で取れました。
ずっと気になっていたことをここぞとばかりに聞いてみました。
「水いぼの中って何が入っているんですか?」
「今は膿とウイルスの芯が取れましたよ。血も出たかな。でも取れました。」
いやー良かった、良かった、という先生と私をよそに次男は
「インフルエンザの予防接種を水いぼに刺したみたいだった」という、子供らしくも恐ろしい説明をしてくれました。
それは痛いわ・・・。
この後痛みはすぐ引いたものの、赤みが1週間くらい続き、みるみる治ったわけではありませんでした。
それでもそのまま治り、取った水いぼはこのまま無くなりました。
水いぼが治る時(画像)
元気な水いぼという珍しいことを言われた(私が言っているだけかな)次男の水いぼ。
消える時もなかなか強烈です。
4枚目画像も湿疹が出た時のものです。
出始めて2日くらいも薬を使わずに様子を見てしまうとこうなります。
写真の左下をご覧いただくと分かるように、線を引いたように湿疹が途切れています。
水いぼの周りにだけ出るんですよね。
それはそうと、痒そうな湿疹の中に特に赤くなっている場所が。
矢印のところです。
水いぼが去る前兆は突然きます。
こんな風に中心が黒くなって、周りが腫れてきます。
それが1週間くらい続き、出血したりもして、大丈夫かなと何度も心配になり、2週間くらいすると芯が無くなったように感じます。
芯がゴロっと取れたりはしません。
暫く赤黒く残り、少しずつその色が皮膚の色に戻っていく感じです。
下の5枚目画像の矢印は治った跡です。
クレーターのように残ります。
でもこれも数ヶ月かけて無くなっていきます。
あのように酷い湿疹も、ステロイドと保湿で、すっかり治ったり、また出たりしています。
1年で治るという話は・・?
前の記事で、水いぼは1年で消えると医師に言われたと書いたのですが、もう2年超え。
それも皮膚科の先生に聞いてみました。
「2~3年かかる人もいるからね。次男君の水いぼはかかりそうだよね。活動的だから!」と。
3年!!
何気に3年ももう少しだけど大丈夫かな。
でも着々と減ってはきています。
右足は6~7個あったのが後1個!
でも確かに、長男は1年くらいで治ったけど、小さくてポツポツしているくらいでした。
あれは元気のない水いぼだったのですね。
次男もそうだったら良かったのになー。
娘に感染
半年程前に娘に移りました。
手の指に出ていますが、2つくらい。
このまま増えずに終わって欲しいところです。
娘は湿疹が出たりはしないんですよね。
元気がないタイプかもしれません。
次男のように暴れずに穏やかに娘と共存して、穏やかに去って欲しいものです。
長男の時のように・・。
小児科では次男の水いぼが出た時に
「娘ちゃんにも移ってしまえばいいのにね。大人になってから出ると気になるから、子供のうちに終わっておいた方がいいよね。」
と言われていて、確かに大きくなってから見える所に出ると気にするかなぁと思いました。
移るなら移ってもいいやと思っていたのですが、1年以上も移らなくて。
水いぼってすぐ移るのかと思ったら、そうでもないのかもしれません。
時々増えたり減ったりしていますが、娘は引っ掻いただけで芯が取れてしまいそのまま治ることもあります。
芯の取れやすさ、見た目、トラブルが起こるか起こらないかは兄妹でも全然違います。
まとめ
随分長いお付き合いになっています、水いぼ。
治療方法はこれが正しいというものはないそうなので、医師と相談して決めるのが一番かなと思いますが、ピンセットで取る時は化膿していなくても痛いそうです(友人のお子さんの話)
周囲のママさん達は、放置している人、ピンセット除去している人、どちらもいます。
長男の時のような液体窒素治療は聞かなくなりました。
最近は水いぼがあっても学校や園のプールは問題ないという考えが強くなり、無理に痛い思いをして治療しなくても・・と個人的には思います。
次男の水いぼと湿疹はこれからも暫くお付き合いが続きそうですが、いつかブログに完治しました!とご報告できる日がくるのをのんびり待ちたいと思います。