7歳~12歳(小学生) 不登校

校長先生に聞いてみた!給食を食べられない時はどうしたらいですか?





給食に関しては、長男の時より野菜がほとんど食べられない次男の方が余程憂鬱でした。
入学前に校長先生と面談する機会があったので、給食の不安を伝えたところ予想外の返事を頂きました。
今回は次男の給食について書きたいと思います。

次男の偏食

長男は結果的に学校の理解が得られずとても辛い思いをしましたが、嫌いな物はトマトだけだったのです。

長男の入学時はトマトは残せば大丈夫だろうと思っていました。
まさか、2年生であんなに厳しいルールがあるなんて思いもしなかったので・・。

ところが次男はですよ、葉物は全て食べられない、人参、大根、ブロッコリー・・これはもう食べられる方を書いた方が早いですね。

食べられるものは、芋類、かぼちゃだけです。
はい・・それだけ・・・。

果物はバナナのみ食べられました。
他は全部駄目。

混ぜご飯のようなものも駄目。
白いご飯、パンとタンパク質類(肉、魚、卵、乳製品)は大丈夫でした。
甘いものは際限なく大好き。

その中でも次男がこれだけは頑張っても食べられない!というのが長男の給食の話で散々苦労した、

トマト!!

またトマトかーい。
この画像何回も使えちゃう。

次男は長男と性格が違って、嫌いな物でも好奇心でとりあえず口に入れたりします。
でもトマトを食べたら吐きそうになりました。

次男
これはほんとにダメなやつ!!

なんですかこれは、遺伝?
と思ってしまいますが、トマトの名誉の為に言っておくなら、私と娘はトマトが大好きです。

毎日同じような物しか食べないのが、子供を産むまでの私とそっくり。

これでどうやって給食を食べるのか、皆目見当もつきませんでした。

給食って家で練習できなくないですか?
一番の理由は私が給食を食べる機会がないから、味が分からない・・。

料理が上手な方なら、作れちゃうのかな。
だとしたら羨ましい。。

家の中にも「また給食かい・・・」という空気が流れつつありました。

6年ぶりに再来した

給食大ピンチ!!

あぁ・・また給食の相談が始まるのか・・と日に日にどんより。

そんな時、長男が

長男
給食、大変だぞぉ~

と次男の肩をポンポン。

やっと解放された人と、これから長年立ち向かわなければいけない人

うちは長男と次男が9年離れているので、長男が高校1年生で、次男が小学校1年生が同じ年なんです。

はぁ・・・

溜息しかでない私・・・。

先輩登場

長男は次男が入学する小学校の卒業生です。
頼れる先輩。

そして給食であれ程苦しんだ経験者であり、それを子供の立場から話してくれる貴重な人物なのです。

長男「学校は意外と適当にやってもいいこともあるんだよ。
でもそれが分からないから低学年は辛い。
後になって、あれはあんなに頑張らなくて良かったんだって思うことが結構ある。
でもそれが高学年にならないと分からない。」

杏「じゃあどうしたらいいのよ?」

長男「だから辛いんだよ。
どうにもできないから。でもひかるがそれを分かっていたら、少しは楽かもしれないよね。
学校ってね、しんどいの。
辛くない子もいるかもしれないけど、ひかるは辛いかもしれない。」

卒業生に「どうにもできないから学校は辛い。」と言われると、それを受け入れた上での対処が必要なんだなと思いました。

学校を楽しくすることだけを目指すと辛いかもしれない。学校は辛い所というのを前提に考えた方が上手くいくのかもしれないし、次男の気持ちに寄り添えるではないかと、長男の話を聞いて思いました。

私も育児が辛いなと思った時に、育児ってこんなに楽しいよ、こうやったら楽しいよ、ほら楽しくなってきたでしょ?なんて言われたら悲しくて涙出ますね、きっと。

長男「食べ物を大切にすることと、食べたくない物を無理矢理口に押し込むことは違う。食べられない給食なら、残せばいいんだよ。」

杏「残せないから苦労した人がいなかったっけ。」

長男「いたね。」

うーん・・・!!と頭をかかえる私と長男。
「どうするのー!!」と不安そうな次男。

入学前はそんな感じで何度も給食の話題が出ました。

長男はその度次男の不安な気持ちを聞き、経験を話してくれました。

低学年の子には学校でできることが少ない、自分の考えを言ってもいいのか、やってもいいのかも判断がつかない、また低学年の子にとって先生は絶対的な存在であり、先生の言ったことが学校生活の全て。

という長男の意見で、話し合いは平行線でした。

私としては、どうしても長男の時の経験が大きく、「食べさせない」という選択肢が強くありました。

あんなに苦労して、あーでもないこーでもないと過ごした長男の3年間。
それでも再び同じような状況に直面するかもしれないとなった時、また同じように悩んでしまいました。

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校長先生に聞いてみた

次男は吃音があります。
そのことで、入学前に校長先生と次男と私で面談がありました。

幼稚園を卒園し、入学前の春休みのことでした。

吃音のことはとても気掛かりではありましたが、それよりも心配なのは給食!!
言葉の相談は程々にして、私は給食の話をしました。

これって入学後に担任の先生が決まってからするべきなのかなと思ったのですが、この猛烈な不安を抱えたまま入学なんてできない!

「次男は嫌いな食べ物が多くて給食はきっとほとんど食べられない、どうしたらよいのか」ということ聞きました。

そして、「何故こんなに心配しているのかというと、長男の時に給食でとても大変な思いをして、登校がかなり不安定になってしまったから」ということも伝えました。

打開策があるとも思えなかったのですが、ではどうすれば良いのかも分からなかったのです。

長男の時の学校の対応を思い出し、また同じようなことになるのではないかと思っていました。
「理解出来ない」「対応できない」「お母さんが言った通りにします」そんな風な言葉がくるものだと・・。

ところが校長先生は熱心に長男の話を聞いてくれました。
私に何度も質問し、その時の長男の様子、学校の意見、そして私の気持ちまでも。

私はあの時の辛い気持ちが蘇り、学校に理解して貰えなかった長男が可哀想で、こう言ってしまいました。

杏「長男が学校に来れない事は、学校としては特に問題ではない、と言われまして・・。その中で今度は次男が同じようになった場合、どのようにしたら良いのかと思っております・・。」

校長先生はとても悲しそうな顔をしました。

少しの沈黙の後
「お母さん、とてもお辛かったお気持ち、お察し致します。そして大変申し訳ありませんでした。それは教育の場としてはあってはならないことです。」

私は思いもよらない言葉に驚きました。

生徒が登校できずに悩んでいる。それを解決せずに学校とはなんでしょうか。」と校長先生。

「言葉の事、給食の事、それ以外に不安な事も出てくるでしょう。それらは担任だけではなく、複数の教師で手助けできるようにしていきます。もちろん私もです。」

杏「当時、食育がと言われ、給食は残してはいけないという指導がありましたが、今もありますか?」

校長先生「食育は今はだいぶ変わりました。給食は楽しく食べましょうという方針になっています。」

杏「え!!!残せるんですか?」

校長先生「残せます。ただ食べず嫌いは少しだけ頑張って貰っています。
例えて言うなら、小指の爪くらい。それくらいの量を食べてみて、無理なら残して大丈夫、という風にしている先生もいます。
食べた量ではなく、苦手な物に挑戦したということを教師と共に確認し、褒めていく。そのように変わってきました。」

それって凄くいいかもしれない。
食べてみたら意外と食べられたという物ってあると思うし、それによって食べられる物が増えたらとても嬉しい。

長男は給食の不安から孤独を感じるようになっていきました。
それにより自分を更に責めました。

食べられなかった物ではなくて、食べられた物を先生と一緒に確認する。
頑張った姿を毎日見て貰える。

さすがにトマト以外なら、苦手であっても1cmくらいなら口に入れられる気がしました。

私はどんどん気持ちが軽くなるのを感じていました。

杏「この数年に随分変わったのですね・・。」

校長先生「ご長男と同じように、給食で苦労されるお子さんが問題になるようになったんですね。無理をして皆の前で嘔吐してしまったり、給食が原因で登校できなくなったりなど。」

なんと・・・!

あの頃「そのような生徒は見たことがないから対応に困っている」と言われたのに。
長男のような子が何人かいて、給食の方針が変わったなんて。

この9年の間に・・。

校長先生「ひかるくん、トマトが苦手なんだね?」

次男「大嫌いだよ。食べられない。」

校長先生「あはは。それだけはっきり言えたら立派だ。好きな食べ物はあるかな?」

次男「パン。」

校長先生「おぉ!良かった。ここの小学校はね、給食室を直してからパンを焼く機械が入ったんだよ。ひかるくんが美味しいと思ってくれるパンがきっと出ると思うよ。」

給食室の改装。それに長男は助けられたけれど、「吐き気がする時にパンを食べると喉につかえて苦しいからパンが嫌い」と長男が言っていたっけ。

今度はそのパンが次男の楽しみになるなんて。

校長先生「ひかるくん、ことばの事と給食の事、どちらが心配?」

次男は「給食!」と即答。

校長先生「そうなんだね。短い言葉で大丈夫だから、給食が辛い時は先生に食べられないと自分で伝えるんだよ。
野菜は少しずつでいいから、給食の心配は何もいらないよ。入学を楽しみにしていてね。先生待ってるよ。」

と次男に言いました。

校長先生「お母さん、ご長男の時と時代は変わりました。集団生活ですが、出来る限り一人一人の生徒にしっかりと寄り添います。

でも目の届かないこともあるかもしれません。気になることやご不安なことは遠慮なく学校に相談して下さい。
ご長男の時の事で複雑なお気持ちが沢山あるかと思いますが、ひかるくんがしっかりと学校で学べるよう、していきたいと思います。」

私は胸が一杯で「ありがとうございます。」とだけ言いました。

成長した長男の姿

そしてもう一つ驚いたことがありました。

校長先生「ご長男は高校1年生になられるんですよね?私はご長男が5年生の時にこの学校に来ました。ひかるくんの苗字を見て、あの子の兄弟が入学してくるのだと、面談の前に思ったんです。

先日中学校の卒業式に行きましたが、ご長男を見ましたよ。
大きくなりましたね。そして、変わらず合唱では大きな口を開けてしっかり歌っていました。
小学校でも合唱の上手い学年でしたね。音楽の教師がよく褒めていました。」

私も中学校の卒業式は行ったのですが、娘を連れて行ったのでゆっくり見られず、卒業証書授与だけを見て、合唱の前に抜けて帰ってしまったのです。
あの後、長男はしっかり中学校最後の歌を歌っていたんだ・・。

そしてそれをなんと校長先生が見ていてくれたとは・・。

校長先生「正直、そこまでひかるくんのお兄ちゃんの印象は強くないんです。お話を伺うと、丁度登校が安定した後だったのですね。

大人しく、問題のない子だったのだと思います。あの学年は・・・元気な子が多かったですね。いやぁ・・・色々ありましたね、ここで(校長室)何度個別に生徒と話したかな。」と笑いました。

そう・・長男は登校できず、1人悩んで・・という感じでしたが、同級生に怪我をさせてしまったとか、問題になる行動があったりとか、女子同士のいざこざなど、それぞれに悩んでいるお母さんがいました。

長男は意外とそのようなゴタゴタはうまく切り抜けて、同級生と距離を保っているようでした。

うまくできていたこともあったんだよね・・と卒業から3年も経ってから思ったり。
あの頃はそんなことを考える余裕もありませんでした。

「懐かしいですね」と私も笑いました。

校長先生「さて、ひかる君!お兄ちゃんから代わって、ひかる君の時代がきたよ。
給食は大丈夫!トマトだけは教室で吐いてしまうといけないから、挑戦はやめておこう。もしお家で食べられるようになったら、その時は先生に教えてね。」

次男は頷きました。

次男と私はとても心が軽くなり、学校を出ました。
「学校で一番偉い校長先生が給食は大丈夫と言ったんだから、大丈夫だね!」と次男の大きな安心になりました。

校長先生と再会

小学校の入学式は無事に終わりました。

親子の集合写真を撮るために、ガヤガヤと騒がしくなった体育館。

先程入学式で挨拶をされていた校長先生が、少し疲れた様子でうなだれて体育館端にあるパイプ椅子に一人座っていました。

なかなかあのような姿の校長先生は過去見たことが無く・・・私は釘付け(^^;

すると一人の高学年らしき男の子が校長先生の所に走っていきました。
その子は何かを話していて、
「うんうん。」と校長先生は頷きます。

校長先生が「分かった」というように椅子から立ち上がると、男の子が手を引っ張る様にしてどこかへ2人で走っていってしまったのです。

私は唖然。

なんか・・・担任の先生みたい・・と思いました。

校長先生って普段は話す機会もなくて、そもそもあまり見かけないですし。
話す時は何か大きなことがあった時くらいで、それでも話さずに学校生活を終えられた方がいいような・・そんな存在でした。

あんなに親しみやすい校長先生って素晴らしい。

もしかしたら本当に私もこの先、どうにも困ってしまい長男の時のように行き詰ったら、また校長室のドアをノックしても良いのかも・・・と思いました。

授業参観の時も、学校を回りながら保護者に「お忙しい中ありがとうございます。」と声をかけて下さったり、教室に入って参観していたり、校長先生ってこんなに見かけるんだ!?と思う程です。

ニュースでは学校の不祥事ばかりが取り上げられますが、とても素敵な校長先生も沢山いらっしゃるんだろうなと思います。

次男の給食は?

あまり食べられていないようです。やはり。

長男の時はあれ程もう少し自由にさせてくれたらいいのに・・と思っていましたが、今は、給食、大丈夫なんだよね?と違った意味で不安になります。

次男の担任の先生は、とても理解があり細やかに対応して下さる先生です。
そして、校長先生との面談の話もしっかりと伝わっていました。

トマトは食べなくて良いことになっています。
こればかりは本当に嘔吐してしまうので、私もこれ以外の提案が思い浮かばず。

担任の先生も「嘔吐してしまうとなると、アレルギー対応で食べられない子や何か事情がある子と同じだと思っています。問題はありませんので、ご安心下さい。
ひかる君が安心できるまで、トマトが出た時は食べなくていいからね、と声をかけます。」

京介・・そう言って欲しかったね(泣)

入学間もない頃は、よく次男に
「給食どうだった?」と聞いていましたが

「ご飯と牛乳は大丈夫だった。」と毎回この返事!
他はほぼ残しているのか・・。

それでも校長先生との話の通り、一口の半分の半分・・くらいは挑戦しているようでした。

それも担任の先生が忙しかったりする時は、「これくらい食べてみました」と自己申告でOKなのだそう。

入学時は毎日初めてのメニューで、辛そうにしていました。
でもそれが同じメニューも出るようになってきた頃

「学校のカレーって美味しいんだよ」「麺類は好き」と言うようになり、ついには「きゅうりに挑戦しすぎて、食べられるようになってきたわ」と言ったり!

きゅうり!?嘘でしょ!!

「歯ごたえのあるキャベツは嫌い。スープに入っているキャベツは食べられるみたい。」と食べられないと思っていたものも、調理方法が違うと食べられる、という発見もありました。

長男は献立表を見て、食べられないものを探していました。
ほとんどの物が食べられたのに、その中でも食べられない物を見つけては不安になっていました。

次男は献立のほとんどが食べたくない物です。
それでも次男はその中から食べられそうなもの、楽しみなものを探しています。

好きな牛乳は毎日出るし、ご飯があれば5時間目まではお腹がもちますから、後1品でも何か食べられたらその日の給食はとりあえず大丈夫なのです。

そしてこれも校長先生が言っていたパン。
次男には楽しみでしかたないようです。

カレー、麺類、パン、それらは1ヶ月の中には入りますから、月に何回は給食を楽しみにする日があります。

以前はトマトを食べないことを同級生に言われたことがありました。
その時「校長先生が食べなくていいと言ってくれた」ということが自信となり、落ち込むほどではなかったそう。

担任の先生も「ひかるくんは事情があって、トマトは食べなくてよいことになっています」と全員の前で言ってくれたそうです。

先生が全員に向けて、「次男はトマトが食べられない」と言ってくれたのはとても助かりました。

次男がわがままで残しているんじゃない、食べられないから残しているんだと子供達にも伝わり、トマトについて言ってくる子はいなくなりました。

頑張って苦手な野菜に挑戦した時は、ほんの僅かであっても口に入れたことをほめてくれるんだそうです。

担任の先生との面談

私は感謝の気持ちを伝えました。

こんなに食べられない物があるのに、他の子と同じように給食を楽しみにできる。
まさかの食べられる野菜が増えてきた。

これは全て学校のおかげです。

私は入学当初、担任の先生に話してありました。

「長男も給食で苦労しました。校長先生とお話はしましたが、あまりの偏食なので食べられないかもしれません。長男の時もそうしたのですが、食べさせないということも選択肢の一つです。」と。

先生はこう言いました。
「食べさせない、早退する、ということはやれることを全てやってみて、それでも駄目なら考えさせ下さい。
1年生が始まってすぐは下校も早いですし、給食が量的に食べられなくても、下校後すぐにお家で食べることが出来れば、空腹で耐えられないとはならないと思います。」

私は長男の時の経験があまりに大きくて、休ませる、食べさせないことを一番に考えていました。

給食がという前に、不登校ばかりが頭にありました。

担任の先生は長男の話、それよりももっと酷い偏食である次男の話を聞いても、「どうやったら次男が負担なく給食を食べられるか。」を考えてくれました。

「やれることは全てやってみたい。」
先生の言葉はとても嬉しかったです。

完食に拘らない、1人残して食べさせたりもしない、嫌いな物には自分のペースで挑戦する、そして何より、ご飯は楽しく食べる。

アレルギーで食べたいけれど食べられないお子さんもいて、学校側も他の子が食べた食べないに関して何か言ってしまう子には先生から指導があるようでした。

そしてこれは本当に有難いなと思うのですが、担任の先生は今日言ったことはすぐに対応して下さるのです。

トマト以外でも食べられない物は残していいのか分からない。」と次男が言った時は、それを連絡帳に書きました。

すると当日には「今日の給食で、トマト以外も食べられない物は残して大丈夫だと伝え、残したい時はどうしたら良いのか2人で確認しました。また何かありましたら教えて下さい。」と書かれた連絡帳が返ってくるのです。

先生はいつも「ひかる君の事をしっかり分かっておきたいので、何でも教えて下さい。」と言ってくれ、何か相談すると「知ることが出来て良かったです。また対応の幅が広がりますので助かります。」と言ってくれるんです。

こんなに良い先生に受け持ってもらえて幸せです。

頻繁に連絡帳や電話で先生とお話しているので、面談は感謝を伝えることばかりでした。
こんな面談も初めてのことでした。

打開策などないと思っていたのに、学校側から沢山の提案がありました。
おかげで次男は、給食に対して大きな不安を持つことはなく学校生活を送っています。

入学前にはこんな風になるなんて夢にも思っていませんでした。

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学校に相談はした方が良いのか

最初に長男が言っていた、「どうにもならないから学校は辛い」というのは違っていました。

私も長男の時だけの経験ならば、同じ意見だったかもしれません。
でもこちらの記事で書いたように、まずは学校に何でも相談してみて、学校側の意見を聞いた方が良いと思います。

また、担任の先生によっても1年は変わります。
今は思うような理解が得られなくても、年が変われば先生方も変わっていきます。

長男の頃は「給食が食べられない子を見たことがない、対応に困る」と言われていたのに、その後給食についての不安を学校に伝える子供達がいたことにより、学校の給食に対する対応が変わってきたのです。

それを思うと私が学校に行き、話をしたことも無駄ではなかったのです。

長男に「あなたの苦労が次男を救ったね」と言ったら、「感謝してよ!マジで大変だったんだから!」なんて長男も冗談っぽく次男に言ったりしています。

子供本人、学校、保護者の意見がぴったり合えばいいのですけど、それはなかなか難しいかもしれません。

でも学校のことを一番知っているのは先生であり、次に通っている子供であり、その両者の意見を聞かずして、家庭で対応を決めるのは親の負担が大きい気がしています。

まとめ

1学期は「給食が嫌だな」とよく言っていた次男でしたが、その気持ちを先生は理解してくれました。
「今日はこれに挑戦して偉かったね」「今日は苦手なものが多いみたいだから無理しないで」と根気よく言ってくれました。

食欲が落ちている時は電話をくれたこともあります。

そうしているうちに、次男から給食の話が出なくなり、給食は学校生活の中で当たり前のものに変わっていってくれました。

「最近給食で野菜を食べてる?」と聞くと、麺類に入っている野菜は食べられるようになり、小松菜、玉ねぎなども、紛れているものは「取るのが面倒だから食べちゃってる!」と言っていました。

「野菜スープ完食したんだよ。びっくりするくらい野菜食べたー」なんて言っていて、笑ってしまうこともあります。
なんというか・・長男とはまた違った、次男ならではのキャラが、事をあまり深刻化させないところがあり、救われることも多いです。

そしてこれが大きいと思うのですが、長男と違って、次男は嘔吐恐怖症ではないということ。
嫌いな食べ物はは沢山あっても、食べることが怖いとか、吐いたらどうしよう、という感覚はありません。

なんというか、普通の好き嫌いの多い子。

それでも今も次男にとって「給食が大変」であることは変わらないです。
私から見たら学校側にこれ以上ない対応をしてもらっても、給食は大変なままではあるのです。

それ程に食に関してというのは個人差があります。

次男の話を聞いて、長男はしきりに「いいなー俺もそんな風だったら良かったのに!」と言います。

でもどうでしょうね、長男は嘔吐恐怖であったり予期不安であったり、先生に声を掛けられるのも不安が増してしまうので、次男と同じ対応をして貰っても、食べられなかったと思います。

私は長男の時に、今の次男のような対応を学校がしてくれたらと思っていました。

その気持ちのまま長男は卒業しましたが、今こうやって私があの時望んだ対応をしてくれているのを実際に見て、そこに給食が食べられなかった長男を当てはめてみると、登校は安定しなかったのではないか、という気持ちが出てきたりしています。

それ程にあの頃の長男の状態は酷かったと思います。

長男が卒業してから3年経ちましたが、校長先生や担任の先生の言葉に、長男の時の分まで給食で辛かった思いを酌んで頂けたような気がしていて、感謝でいっぱいです。

次回予告

ずっと給食の話を書いてきましたが、次回は話題を変えて、妊娠中の体重管理について書きたいと思います。

あれ・・また食の話ですね。

私は妊娠中食欲が異常で、一日中食べることを考えていました。

食べないようにと我慢していたのに長男17kg、次男14kg増え、どうやっても増える体重に体重管理ノイローゼ!

それが娘は1日4食食べて10kgにおさまったんですー(号泣)

3人目にして、体重管理に成功したお話を書きたいと思います。

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