0歳~6歳(未就学)

1歳未満ではちみつをあげてしまった経験

1歳未満の赤ちゃんが、はちみつを食べて起こった悲しい出来事がニュースになっています。
我が家でも私の不注意により、次男と娘が1歳未満ではちみつを口にしてしまったことがあります。
今回はそのお話を書こうと思います。




1歳未満の子供と蜂蜜

長男を産んだ時から、1歳未満の子供にはちみつをあげてはいけないことは知っていました。
私は長男妊娠と同時に不安症を発症したので、育児本を何冊も買いました。

「心気症」という名前は当時分かっていませんでしたが、子供と自分に対する病気に異常な恐怖心があったので、子供の病気の本も買いました。

離乳食の進め方にも神経質になっていて、長男の離乳食は育児本に忠実に進めていきました。

離乳食の本には1歳を過ぎるまではちみつを食べさせてはいけないことは必ず載っていましたし、育児百科のような本、たまひよなどの育児雑誌、ネット検索などで何度もはちみつをあげてはいけないことを見かけました。

その頃私にははちみつを食べる習慣が無く、家にもありませんでした。
私自身が身近な食材に感じていなかったこともあり、長男ははちみつを口にすることなく、1歳を超えました。

次男が口にしたはちみつ

次男が8ヶ月の時、ふと気付くと次男が3段のキャスター付きワゴンの一番下に入っていたはちみつの瓶を触っていたのです。
驚いて悲鳴をあげてしまいました。

何でも口に入れる時期ですから、絶対舐めてしまったと思いました。
見ていなかったので確実には分からなかったのですが、多分舐めてしまったと思います。

夫の知人で養蜂場を営んでいる方が採れたはちみつをくれたものだったのですが、次男を妊娠中も病的な不安があり、大人は大丈夫なはずのボツリヌス症が怖くて食べれませんでした。

はちみつはいつ賞味期限が切れたのかも分からず、市販品ではないのでラベル表記もありませんし、沈殿物で濁り食せない状態でした。

せっかく頂いたのに申し訳ないけれど、処分しようと思っていました。

分別の為に中身を捨てようと思っても、長く放置していたのでふたが固まって開きませんでした。
夫に頼もうと思いつつそのままに・・。
それをよりによって、一番下のかごに入れておいたのです。

その時夫もいて、先に駆け寄ったのは夫でした。
次男の手を見ても「ついている感じはない」と。

でもまだハイハイだったので、手で触らなくても先に口に入れてしまったかもしれません。

一体どのくらいの量で発症するのか分かりませんでしたが、ふたのまわりにこびりついているいつの物か分からないはちみつが口に入ったかも・・ボツリヌス症を発症するのでは・・そうでなくてもこんなに古いはちみつを食べたらどうにかなってしまうのでは・・そう思うと怖くて震えてきました。

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蘇る、長男の時の記憶

長男が1歳の時、O-157で死にかけました。
食べ物で感染したのです。

私はまた同じ過ちを犯してしまった。
今度こそ死んでしまうかもしれない。

次男があの時の長男に思えて、そのうち目の前の次男と、長男が1歳の時と区別がつかなくなっていき・・あっという間に長男が入院していた病院へ引き戻されてしまったのです。

様子のおかしい私を、夫はまた始まった・・という感じで見ていました。
「どうせ大丈夫だろ、口に入ったかどうかも分からないんだし。」と夫。

でも怖くてそのまま様子見なんてできなくて、夜中突然冷たくなっていたら・・と思うと倒れそうになってきました。

「小児科に連れて行く」と私。

でも今行って何か分かるだろうか・・・。
きっとそのまま帰される。
「小児科にどうしたらいいか電話したい。怖いから電話して」と夫に頼むと、渋々電話してくれました。

そんなことで電話してきたの?と言われるかな、結局様子見と言われるのかな・・色んな考えが頭を巡りました。

主治医の意見

かかりつけの病院に電話して、夫が話していました。
電話を切ると
「最初受付の人が出たんだけど、Y先生に代わってくれてさ。」

え!!診察中なのに、診察の合間に電話を代わってくれたなんて!!

微量のようだし、生後6ヶ月未満だと心配だけど月齢も8ヶ月なので多分大丈夫、でも1週間は様子見て、だって。
あー大丈夫、大丈夫とか、そんなことで電話してきたの?という感じではなかった。
俺も代わってくれると思わなかったからびっくりした」と。

1週間!!!!

生きた心地がしませんでした。
ほとんど眠れずに2週間くらい過ごしましたが、次男は何の症状も出ませんでした。
古いはちみつを口に入れてしまったことで、お腹の調子も心配していたのですが、それもありませんでした。

Y先生が状況を詳しく聞いてくれたということは、やはりはちみつは与えていけなくて、注意しなければいけないことだったんだろうと改めて思いました。

ふたにこびりついたはちみつを舐めた程度ではありましたが、私にとってはとんでもないことをしてしまったと深く反省して落ち込みました。。。

お菓子に入っていたはちみつ

娘が11ヶ月の時、赤ちゃん用ではないのですが離乳食後期から食べられる、というお菓子を娘にあげました。

娘はとても気に入って、何度かあげました。
後期から大丈夫なわりには、甘さが強く、でもたまにだしまぁいいか・・なんて思っていました。
こんなに心配性で神経質な私でも、3人目となると気が緩む部分もあるようです。

何気なくパッケージを見ると、はちみつの文字が。

え・・・・?と心臓が早くなりました。

お菓子自体には書いてないのですが、販売サイトに後期からと書いてあったのです。
急いでサイトを確認すると、やはり書いています。

でも何度かあげていて問題ないので、大丈夫なのかな・・と思いましたが、やはり不安で、販売元に電話をしました。
年配の男性が出ました。

私「この商品ははちみつが入っているんですよね?はちみつって赤ちゃんには駄目なはずですが、後期からと書いてあったので、娘にあげてしまったんです。」

男性「あぁ・・・そうですね、はちみつ入ってます・・。」

私「赤ちゃんには駄目なのはご存知ですか?」

男性「あー・・そうですね・・知ってますけど・・。でも加熱してあるからね、焼き菓子だから、かなり高温でやってますから。」

私「はちみつの菌って高温では死滅しないようですが。」

男性「うーん、詳しいですね・・まぁそうなんですが・・。ボツリヌス菌ね・・。あなたのように気にする人もいるけどね。」

ちょっとカチンとしてしまい
私「気にしない人もいるんですか。」

男性「いっぱいいますよ。電話かけてくる人はあまりいませんねぇ。時々あなたみたいに気にするお母さんがいますけど。」

私「今まで問題になったことはないんですか?」

男性「ないです!皆さん美味しく召し上がって頂いています!!」

誠意はあまり感じられず、お礼を言って電話を切りました。
美味しく・・という問題ではないと思うんですけどね。

この時娘は次男の時とは比べ物にならないくらい、沢山食べてしまいました。
でもあの男性が言っていた「今まで問題になったことはない」という言葉を信じたいのと、次男の時にY先生が「6ヶ月までは心配だけど・・」という言葉を思い出し、娘はもう11ヶ月でしたので、そのまま様子を見ることにしました。

結果大丈夫だったのですが、それから1ヶ月くらいも「大丈夫かな」と言い続け、娘の体調に過敏になりました。
長男も次男もとても心配していました。

このお菓子の製造元・・・今赤ちゃんのはちみつが話題になっていますがどうしているんだろうと思います。
はちみつが入っているのに、後期に食べられると売っているのが猛烈に怖いです。

商品名は伏せますが、赤ちゃん用として売っているベビーフードではありませんので、ご安心下さい。
市販のベビーフードではちみつが入っているようなことはないと思います。

育児の知識はどくらい必要なのか

はちみつを食べさせてはいけない、と知っているお母さんは多いのではないかと思いますが、知らないお母さんがいても不思議ではありません。

育児本やネットに頼らず、それを知る人が周囲にいなかったら、知る機会がないかもしれませんよね。

私は長男が生まれてすぐ、離乳食が始まる前に知っていましたが、次男も娘もはちみつを口に入れてしまいました。
長男が食べなかったのは、単に家にはちみつがなかっただけです。

私は長男が1人っ子時代は、不安でそれこそ医師くらいの知識が欲しいと思っていました。
子供の体調不良が怖くて、医師と結婚したかった、私が看護師だったら、と本気で思いました。

いざという時にすぐに対処できるように、絶対手遅れにならないように、ありとあらゆる知識をもっていなければ、そう思い育児本を読み漁り、検索しまっくて・・・それでも次男と娘ははちみつを口にしまったのです。

妊娠期なんて調べれば調べる程食べてはいけない物が出てきますし、私は不安症と、強迫っぽいのがあるので意地になって守りたくなってしまいますが、普通の方ならそれくらい大丈夫じゃない?と思う方もいらっしゃるでしょう。

1つの目安に育児本

育児の知識はどのくらい必要なのでしょう?

私のようになんでもかんでも詰め込もうとしても、とても無理です。
相手も人間ですし、本のようにはいかないのです。

それでも育児本は一般的ではあっても、育児の流れをつかむことは出来ます。
順番が反対になっても、寝がえりをして、おすわりをして、ハイハイ、つかまり立ち、1人立ち、歩き出す・・・だいたいの月齢が書いてあるからこそ、うちの子遅い?と気付けて相談出来ます。

育児は危機一髪!危なかった!ということが時々あり、なんでも「大丈夫~!」と言える育児は羨ましくもありますが、結果大丈夫なだっただけなのでは・・とも思います。

3人の子供達といて、何も知らなくても大丈夫だったか?と聞かれると、決してそんなことはありません。
前知識があり、受診の時に聞いたことも何度かあります。

私が思っていたような医療的な専門的知識が必要かと言うと、それには当然無理があります。
ただ、熱性けいれんや腸閉塞は、親が気付くことが大切な為、知っておかなければいけないなと思うこともあります。

不安感からネットでの検索や本を沢山読んできました。
でも育児本1冊、離乳食本1冊読めば、母親としての知識は十分なのではないでしょうか。

育児本と離乳食本

妊娠期から離乳食完了期くらいまでは、お母さんと子供の食べ物に関して言われている「食べてはいけないもの」は避けた方が良いと思います。

離乳食は進め方を、ネットや本などで一度確認をしてみて下さい。
様々な食材の注意点は知っておいた方が良いと思います。

ただネットは様々な意見が書かれていて、混乱することもあります。
1つの食材について、良いとも悪いとも、ネット上を探すと出てきます。
ネット上では食材に限らず、ほとんどがそうだと思います

思い起こしても、ネットでの情報ってあまり頭に入っていません。
多分一つのことに対して、両方の意見が書かれているからだと思います。

パソコンやスマホを閉じる時、結局どうなの?と思ってしまうのです。

私は育児に関して、ネットでは体験談を参考にする為に読み、知識は本や医師の意見から得ていました。
私が買った育児本は廃盤になってしまったようなので、現在評価の良い育児本を載せておきます。

こちらは離乳食の本です。

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